今オフの移籍市場における注目銘柄の1人、ゴードン・ヘイワードの移籍先が決まったようだ。 11月21日(日本時間22日)、シャーロット・ホーネッツとヘイワードが契約合意に至ったと『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じた。同記者の情報によると、契約は4年総額1億2000万ドル(約124億6000万円)になるという。 現在30歳のヘイワードは昨季所属したボストン・セルティックスで、平均17.5得点、6.7リバウンド、4.1アシストを記録。プレイオフでは右足首を捻挫した影響で4試合の出場にとどまったが、ジェイソン・テイタム、ケンバ・ウォーカー、ジェイレン・ブラウンに次ぐ第4の得点源として、チームのイースタン・カンファレンス第3シード獲得に貢献した。 2020-21シーズンがセルティックスとの契約最終年だったヘイワードには、かねてより地元チームのインディアナ・ペイサーズやアトランタ・ホークスなどへのトレードの噂があった。しかし、プレイヤーオプションを持っていたヘイワードは、FA(フリーエージェント)交渉が解禁される前日の11月19日(同20日)に、セルティックスとの契約を破棄して完全FAになることを決断。当初は近年怪我が多い印象のついたヘイワードに、高額契約をオファーするチームは少ないだろうとの予想から、プレイヤーオプションを行使すると見られていたが、結果的には年棒にすると前回の契約とほぼ同額のオファーをホーネッツが提示され、移籍を決めたようだ。 まだ契約の正式発表はされていないが、『The Observer』のリック・ボネル記者によると、ヘイワードと契約するためにサラリーキャップに空きを作る必要があるホーネッツは、ニコラス・バトゥムをウェイブ(契約解除)するという。 ホーネッツは11月18日(同19日)のNBAドラフトで、今年のトップ指名候補の1人だったラメロ・ボールを1巡目全体3位で指名。チームは4年連続でプレイオフから遠ざかっているが、ヘイワードには、昨季躍進したデボンテ・グラハム、期待の新人ボールなどといった若手をリーダーとして牽引することが期待される。