『NBA Rakuten』は日本時間9月6日(金)午前8時から、WNBAのシアトル・ストーム(20勝13敗)対ニューヨーク・リバティ(27勝6敗)の一戦を配信する。
ストームは2000年に創設され、今季で24シーズン目とWNBAのなかでも古株チームの一つだ。優勝回数はリーグ史上最多タイの4回、プレイオフ進出回数も24シーズン中19回(今季もすでに出場確定)と、長きにわたりWNBAの強豪として君臨。女子バスケ史上最高のプレイヤーの1人と謳われるスー・バードや、ブリアナ・スチュワート(現リバティ)を擁し、NBAのシアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)が移転後、“スポーツの街”として知られるシアトル唯一のプロバスケットボールチームとして街を盛り上げてきた。
今季はパリオリンピックの中断前まで17勝8敗でリーグ4位と好調だったが、リーグ再開後は3勝5敗と苦戦して順位を一つ落とした。ただ、4位のラスベガス・エーシズとは1ゲーム差とプレイオフ1回戦をホームで戦える可能性を残す。リーグトップの勝率を誇るリバティを撃破し、プレイオフに向けて勢いを加速させたいところだ。
今季のストームは平均失点(78.8)とディフェンシブ・レーティング(96.3)でリーグ4位、スティール(9.5本)とブロック(5.4本)はリーグトップとディフェンスを持ち味としている。勝利を左右するポイントとなるのは、相手を80点以下に抑えることだろう。今季は同条件の試合で15勝2敗と圧倒的な勝率だが、80点以上許した試合は5勝11敗と極端な結果になっている。 対するリバティはオフェンシブ・レーティング(107.1/リーグ1位)と、平均得点(85.9/同2位)でリーグトップクラスと攻撃力に自信を持つ。スチュワートとサブリナ・イオネスクの2枚看板に加え、2021年MVPのジョンケル・ジョーンズもいるなど、タレント揃いのチームだ。
ストームの最重要課題は、直近2試合で平均32点、FG成功率62.9%、3ポイント成功率60%と無双状態にあるスチュワートを抑えることだろう。ストームでWNBAキャリアをスタートさせ、優勝とシーズンMVPに2回ずつ輝いたスーパースターは、2023年の移籍以降の直接対決で平均23.3点、8.3リバウンドと古巣を得意にしている。ストームはリバティ戦で6連敗中だが、元エース封じに成功すれば2年ぶりの勝利も見えてくるだろう。
日時:9月6日(金)午前8時