8月11日、パリ五輪バスケットボール男子決勝のアメリカ対フランス戦が行なわれ、98-87でアメリカが勝利した。アメリカのオリンピック優勝は17度目で、2008年の北京、2012年のロンドン、2016年のリオ、2021年の東京に続き、オリンピック5連覇達成となった。 40分のうちほとんどの時間でリードを奪っていたアメリカだったが、フランスは大量リードを許さぬよう食らいついていく。ビクター・ウェンバンヤマがチームハイの26点、7リバウンドを挙げれば、大会を通して目覚ましい活躍を見せるガーション・ヤブセレも20点、ナンド・デ・コロも12点と続いた。 しかしフランスが肉薄するたびに、アメリカはレブロン・ジェームズ、ケビン・デュラント、ステフィン・カリーのベテラン3人が奮起した。チーム最年長の39歳ながらゲームハイの32分29秒プレイしたジェームズは、プレイメイカーとしてオフェンスを指揮しながら14点、6リバウンド、10アシスト、2スティールを記録。31分2秒プレイしたデュラントも要所でシュートを決め続けて15点。そしてカリーは、試合残り2分を切ってから4本の3ポイントを立て続けに沈め、アメリカの勝利を決定づけた。 カリーは36歳にして自身初のオリンピックでついに金メダルを手にした。またデュラントは、男子バスケットボール史上初めて4つ目の金メダルを獲得した選手となった。