11月20日(日本時間21日)、八村塁が所属するワシントン・ウィザーズが、チームから完全FA(フリーエージェント)となっていたダービス・ベルターンスとの再契約に合意したと、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じた。 同記者によれば、契約期間は5年で金額は総額8000万ドル(約83億円)。契約最終年は、自分の意思で契約を打ち切ることができるアーリー・ターミネイション・オプションになるという。 ラトビア出身、28歳のベルターンスは、2016年にサンアントニオ・スパーズでNBAデビュー。年々成績を向上させていき、トレードでウィザーズに加入した昨季は、控えながら平均得点をほぼ倍増(8.0→15.4)させるなど、自身の評価を高めることに成功した。身長208cmというサイズに似合わぬ高精度の3ポイントシュートが最大の魅力で、キャリア通算成功率は41.1%を誇る。また、2018-19シーズンからは、2年連続3ポイント成功率でリーグ6位にランクしている。 12月22日(同23日)に開幕する新シーズンで、3季ぶりのプレイオフ出場を狙うウィザーズ。アキレス腱断裂からの復帰を期す司令塔のジョン・ウォールがトレードを希望しているという噂は流れているが、目標達成に向けてベルターンス残留は朗報となった。