フィラデルフィア・76ersが9月30日(日本時間10月1日)、ロサンゼルス・クリッパーズの指揮官退任が決まったドック・リバースと次期HC(ヘッドコーチ)に関する面談を行うという。リバースがフィラデルフィア市内に入った姿もレポートされている。 76ersは今季、ジョエル・エンビードとベン・シモンズの二枚看板を中心としたチーム作りで3年連続ポストシーズン進出に成功。しかし、プレイオフ1回戦でボストン・セルティックスに4連敗で敗退を余儀なくされ、8月24日(同25日)にブレット・ブラウンHCの解任に踏み切った。
ヒューストン・ロケッツ前HCのマイク・ダントーニ、クリッパーズのAC(アシスタントコーチ)を務めているタロン・ルーらが後任候補として名前が挙がっていたが、9月28日(同29日)にクリッパーズHCからの退任が決まったリバースともすぐさまコンタクトを取ったという。 『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によれば、76ersは9月30日(同10月1日)にジョシュア・ハリス、デイビット・S・ブリッツァーをはじめとするオーナー陣と次期HCに関する面談を行う予定。ニュージャージー州カムデンでエルトン・ブランドGM(ゼネラルマネージャー)やオーナー陣と面談済みのダントーニやルーACに続き、リバースもブランドGMとはすでに話し合いの場を持ったとしている。 「リバースとダントーニが最終候補で、今週中にHCが正式決定する見込み」 ウォジナロウスキー記者はこのようにレポートしており、76ersの新HC探しは佳境を迎えているという。また、『NBC Sports Philadelphia』のジョン・クラーク記者も、9月30日午後4時20分にリバースがフィラデルフィア市内に到着した旨を伝えている。 2013-14シーズンにクリッパーズのHCに就任したリバースは、在任7年間でレギュラーシーズン通算356勝208敗(勝率63.1%)をマーク。プレイオフにも6回進出したが、カンファレンス準決勝の壁を打ち破れず、あと2年契約が残っていたとされるなかで退任が発表されていた。