アンソニー・デイビス、レブロン新記録誕生の瞬間の“静観”を弁明「試合に負けていることに苛立っていた」

ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは、日本時間2月8日(現地7日)にホームのCrypto.comアリーナで行われたオクラホマシティ・サンダー戦で、英雄カリーム・アブドゥル・ジャバーを抜いて通算得点記録で歴代トップに立った。歴史的な瞬間に会場が沸いたなか、ベンチで座ったまま戦況を見守っていたアンソニー・デイビスは、決して無視していたわけではないと弁明している。『ESPN』のデイブ・マクマナマン記者が伝えた。 NBA20年目の“キング”ジェームズが、“不滅”と言われた記録を塗り替えた。97-104とビハインドで迎えたサンダー戦の第3クォーター残り10.2秒、ジェームズはゴール前でボールを受けると、振り返りざまにフェイド・アウェイ・シュートを決めてこの日36得点。通算3万8388得点とし、ジャバー(3万8387得点)を抜いてNBA新記録を樹立した。 記録誕生の瞬間、アリーナの観客はもちろん、レイカーズのベンチの選手たちも立ち上がり、興奮の色を隠せなかった一方で、デイビスはベンチの椅子に座り、ジェームズのシュートが決まっても微動だにしなかった。デイビスには少なからず批判の声もあったなかで、2月10日(同9日)に行われたミルウォーキー・バックス戦(106-115)後、サンダーに130-133と負けたことが大きかったと弁明したという。 「試合の問題、つまり僕らはオクラホマシティ・サンダー相手に負けたということだ。自分たちが負けたことに苛立っていた。単純なことで、ブロン(レブロン)とは何の関係もない。彼はそれを理解している。(無視していたというのは)外部の意見にすぎない」 マクマナマン記者によれば、デイビスは翌日にジェームズに電話して謝罪。バックス戦で会場入りした際にも直接詫びを入れたデイビスに対してジェームズは、「俺は君を愛している、ブラザー。それが君に知ってもらいたいことのすべてだ」と理解を示したという。 思わぬ形で騒動に巻き込まれたデイビスだが、ジェームズへのリスペクトを強調していた。

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