ロサンゼルス・クリッパーズのラッセル・ウェストブルックが、デンバー・ナゲッツに入団する可能性があると報じられている。『ESPN』によると、クリッパーズがウェストブルックとドラフト2巡目指名権スワップ権、現金を差し出し、ユタ・ジャズからクリス・ダンを獲得。その後ジャズがウェストブルックの契約をバイアウトし、ウェイバー期間を経た後にナゲッツと契約するという。 ナゲッツはケンテイビアス・コールドウェル・ポープ(オーランド・マジック)とレジー・ジャクソン(シャーロット・ホーネッツ)が今オフにフリーエージェントとなり他チームへ移籍。チームにエナジーをもたらし、ディフェンスもできるベテランの控えPGとしてウェストブルックを起用したいと考えているようだ。 ナゲッツのカルビン・ブースGM(ジェネラルマネージャー)は『Altitude TV』に出演した際に、「バックコートはいくつか補強が必要だと考えている。FAマーケットを調査し続けるつもりだ。ロスタースポットに空きがあるし、もしハイレベルのガードが加えられるなら喜んでそうするだろう」と語っていた。 35歳のウェストブルックは、6月に400万ドルのプレイヤーオプションを行使していた。しかし、クリッパーズのローレンス・フランク球団社長は、ポール・ジョージがFAでフィラデルフィア・76ersに移籍した後、ウェストブルックの代理人と話し合ったという。 なおクリッパーズは、ディフェンスに長けたダンを早くからターゲットにしていたようだ。『ESPN Stats & Information』によると、ダンは昨季1000分以上プレイした選手の中で、36分あたりのディフレクション数で6位にランクインしていた。ダンのほか、デリック・ジョーンズJr.、ニコラ・バトゥームなどディフェンシブな選手をFAで加えつつ、カワイ・レナードとジェームズ・ハーデンを中心としたチーム作りに取り組んでいる。