ジャズ移籍のラッセル・ウェストブルックがバイアウトを含めてシーズン残りの選択肢を検討中

リーグを代表する攻撃的ガードであるラッセル・ウェストブルックは、トレード期限前にロサンゼルス・レイカーズからユタ・ジャズへの移籍が決まった。新天地へ渡ったものの、残りのシーズンの状況はまだ検討中で、不透明だという。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が伝えた。 レイカーズは日本時間2月8日、ジャズ、ミネソタ・ティンバーウルブズと3チーム間トレードを決断。ウェストブルック、ファン・トスカーノ・アンダーソン、デイミアン・ジョーンズ、2027年ドラフト1巡目指名権をジャズへ放出し、ディアンジェロ・ラッセル(←ウルブズ)、ジャレッド・バンダービルトとマリーク・ビーズリー(←ともにジャズ)を獲得した。 ジャズのダニー・エインジCEO・ジャスティン・ザニックGM、ウィル・ハーディーHC(ヘッドコーチ)は、ウェストブルックの代理人ジェフ・シュワルツとの会談の際に歓迎の意を示したが、ウォジナロウスキー記者によれば、現在ウェスタン・カンファレンス10位(28勝29敗)のジャズ自体は若い選手をプレイさせることを優先しており、ウェストブルックは出場時間や役割を保証されていないという。 今季年俸4700万ドル(約61億8000万円)の残りをバイアウト(契約買い取り)することでウェストブルックはFA(フリーエージェント)になり、ほかのチームとの契約が可能。さらに、3月2日(現地1日)までにバイアウトに合意すれば、プレイオフのロースター登録の資格も手にできる。 ウェストブルックはジャズに残ってプレイするか、残りのシーズンをプレイせずに4700万ドルの年俸の残り分を受け取るか、バイアウトか、時間をかけて選択肢を検討しているとウォジナロウスキー記者はレポート。シカゴ・ブルズ、ロサンゼルス・クリッパーズ、マイアミ・ヒートなどが新天地候補だというが、2017年のシーズンMVPはどのようなキャリア終盤を迎えるのだろうか。

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