ロサンゼルス・クリッパーズのカワイ・レナードは、日本時間11月18日(現地17日)にホームで行われたデトロイト・ピストンズ戦で13試合ぶりに戦列復帰を果たした。今季初スタメンとなったが、慎重な調整が続くことを本人は示唆している。『ESPN』のオーム・ヤンミスク記者が伝えた。 2021年6月に右膝前十字靭帯断裂という大怪我を負って昨季を全休していたレナードは、今季開幕3試合のうち2試合に途中出場して平均12.5点、6.5リバウンド、2.0アシストを記録。しかし、10月26日(同25日)のオクラホマシティ・サンダー戦以降は右膝関節のこわばりを覚えた影響で欠場が続いていた。 そのなかで、ピストンズ戦では今季初先発を果たし、25分間のプレイで6得点(フィールドゴール2/8、3ポイント0/3、フリースロー2/4)、5リバウンド、4アシストを記録。チームも96-91で勝利した。 レナードは第1クォーターに5分47秒、第2クォーターに5分46秒、第3クォーターに5分56秒、最終クォーターに7分間プレイしたが、ラスト2分43秒はコートに立たなかった。サンアントニオ・スパーズ時代の2017年12月18日に行われたクリッパーズ戦以来の1桁得点で、連続二桁得点は177試合でストップ。もっとも、セーブしながら完全復活を目指すことは、本人の中で織り込み済みのようだ。 「前にも言ったけど、シーズン序盤は長い道のりになる。前十字靭帯のリカバリーは1年だけじゃない。みんなそれは分かっているけど、実際には2年間のプロセス。俺はそれを理解しているし、このプロセスを続けるだけだ」 また、ベンチスタートからスタメンに切り替わったことに関しても、「T-Lue(タロン・ルー・ヘッドコーチ)はスタートから出場して、流れに乗ってほしいと考えていたから、欠場する前から先発することは知っていた」とコメント。チームトップの23得点を挙げたレジー・ジャクソンは、「自分がカワイ・レナードだと思い出させようとしているだけ。彼は特別で、結果にかかわらず、僕たちは信頼している。彼がシュートを撃ったか、ミスしたかは気にしていない」と、エースに変わらずの信頼を寄せている。 9勝7敗でウェスタン・カンファレンス9位のクリッパーズだが、レナード復帰でギアを上げていけるだろうか。