クリス・ボッシュが復帰する可能性はあるのか?

元NBAオールスター選手で、2度のNBA優勝歴を誇るビッグマンのクリス・ボッシュは、今もなお現役復帰の可能性を模索しているようだ。彼は来年35歳になるため、彼自身もNBAでプレーできるチャンスが狭まりつつあることを自覚しているようだ。 Yahoo Sportsのベン・ロールバッハ記者とのインタビューの中で、ボッシュは以下のようにコメントしている。 「俺はまだ復帰したいと考えている。来年2月までに、どのチームからも声が掛からないかもしれないけれど、俺は期待は持ち続けるよ。どんな困難があろうとも、俺はそれを乗り越えてやる。俺は挑戦したいんだ。きっと俺は現在リーグで主流となっているスモールボールで、『3アンドD(スリーポイントシュートとディフェンスの名手)』として力を発揮できるはずだ」 ボッシュは、2018-19シーズン中に復帰できる期限は、2019年2月7日(現地時間)のトレードデッドラインか、2019年3月1日(同じく現地時間)のプレーオフ・ロスター契約期限のどちらかになると考えているようだ。その2つの期限は、各チームがプレーオフへの戦力拡充を図る最後のチャンスなので、フリーエージェント選手に声がかかることも度々あるのだ。 ボッシュは、血液内に血栓が見つかったため、2015-16シーズンからNBAでプレーしていない。今年初めには、彼はプレーオフ進出チームから声が掛かることを期待していたようだ。だが、結局どのチームからも声は掛からなかった。今の所、彼が最後にNBAでプレーしたのはマイアミ・ヒート時代の2016年2月9日(現地時間)の試合ということになっている。 ボッシュは、NBAチームが彼との契約に躊躇する理由を理解している。ロールバッハ記者のインタビューの中で、彼は1993年に急死したボストン・セルティックスのレジー・ルイスの例を挙げた上で、以下のようにコメントしている。 「そういった話になるのは当然の流れだ。もちろん、俺だって気遣ってくれる人々に感謝している。だが、俺は長い間復帰を望んでいて、そのために何度も検査を重ねている。その上で、俺は復帰を熱望しているんだ。」 今オフにレブロン・ジェームズがロサンゼルス・レイカーズに移籍したことで、現在フリーエージェントのドウェイン・ウェイドとボッシュもレイカーズに集結するという噂があるが、もし復帰できるとしても、彼はレイカーズで『ヒートルズ(2012年と2013年にヒートが二連覇した当時のメンバーが再結集する豪華なチームのことで、ロックバンドのビートルズの名前にかけている)』を結成する気は無いようだ。彼は、インタビューの中で「そんなことになったら、レイカーSHOWと年寄りSHOWの融合になってしまうよ」とコメントしている。 今年2月に放送されたESPNの『First Take』の中で、ボッシュは、自分の病気が命に関わるものであり、周りの人々がそのことを気遣ってくれているのを理解していると語っている。 「俺だって、自分の命を危険にさらしたくない。もし、そういった危険が少しでもあるならば、俺は現役復帰はしない。」 ボッシュは、これまでに何度も現役復帰の可能性を示唆している。彼は、昨年11月にも「まだ復帰の可能性は残している」とコメントしている。 ボッシュは2014-15シーズンに44試合プレーしたが、NBAオールスター期間中に血栓が発覚し、残りのシーズン全休を余儀なくされた。その翌シーズン、彼は開幕から53試合に出場したが、同じくNBAオールスター期間中に、別の箇所に血栓が見つかったため、そのシーズンの残り試合を全休することとなった。その血栓が見つかったのは、彼がNBAオールスターゲーム開催地のトロントに到着した直後だった。 これまでの13シーズンのNBAキャリアで、ボッシュはトロント・ラプターズで7シーズンと、ヒートで6シーズンをプレーしてきた。彼は、これまでのキャリア通算で1試合平均19.2得点8.5リバウンドを記録している。

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