メンフィス・グリズリーズは、日本時間5月4日(現地3日)に行われたゴールデンステイト・ウォリアーズとのカンファレンス準決勝に106-101で勝利した。これでシリーズ成績を1勝1敗のタイに戻した。しかし、NBAの『Last Two-Minute Report(試合最後の2分間の判定に関するレポート)』では試合終盤のプレイで、適切ではない判定があったと記されている。 第1クォーター残り9分8秒、ウォリアーズのゲイリー・ペイトン2世がグリズリーズのディロン・ブルックスからフレイグラウントファウル2のハードプレイで左ひじを骨折する波乱のスタート。その後、手に汗握る白熱の展開のまま、終盤を迎えた。 この試合、グリズリーズの大黒柱ジャ・モラントが47得点(フィールドゴール15/31、3ポイント5/12、フリースロー12/13)、8リバウンド、8アシストの大活躍。23歳以下で、プレイオフで45得点以上を複数回記録したのはコービー・ブライアント、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)に次いで史上3人目の快挙となったが、その45得点目が話題を呼んでいる。 第4クォーター残り30.7秒、モラントはウォリアーズのアンドリュー・ウィギンズ相手にドライブを仕掛け、右手のフロータージャンパーを決めて104-101とリードを広げた。しかし、NBAの『Last Two-Minute Report』では「モラントは完全に手をボールの下に置き、バスケット(ゴール)へのドライブ中にボールを一時停止している」と、トラベリングがコールされるべきだったとしている。 第1戦ではウォリアーズのドレイモンド・グリーンがフレイグラントファウル2で一発退場となるなど、何かを注目を集めている今シリーズ。5月8日(同7日)に行われる第3戦以降の展開からも目が離せない。