日本時間3月23日(現地22日)、アトランタ・ホークスのトレイ・ヤングが、マディソン・スクエア・ガーデンで行なわれたニューヨーク・ニックス戦で45点を叩き出した。ヤングにとって同アリーナは、昨季のプレイオフでファンから唾を吐きかけられた因縁の地。一方のニューヨーカーにとっても、そのシリーズでニックスを破った相手チームのエースということでヤングは“宿敵”なのだ。 今季ヤングは昨年12月のクリスマスゲームで同アリーナを訪れるチャンスがあったが、新型コロナウイルスの安全衛生プロトコルにより欠場。今回の対戦が今季初のMSG入りとなった。そんななかヤングは3ポイント7本を含む45点、8アシストを記録し、117-111でホークスを勝利に導いたのである。 試合中、ニックスのファンはヤングがボールを持つたびに容赦ないブーイングを浴びせたものの、試合後ヤングは「正直それほど騒がしくなかった」と振り返っている。ニューヨーカーにとっての“悪役”をしっかり演じつつ、「ここでプレイするのは楽しい」とコメントしている。 36勝36敗と勝率を5割に戻したホークスは24日(同23日)に敵地でデトロイト・ピストンズと、30勝42敗でシーズン負け越しが確定したニックスは同日に敵地でシャーロット・ホーネッツと対戦する。