ブルックリン・ネッツは日本時間2月13日(現地12日)、マイアミ・ヒートに111-115で惜敗し11連敗となった。怪我で離脱中のケビン・デュラントやトレードでジェームズ・ハーデンが去った中、カイリー・アービングは41分プレイして29点、5リバウンド、5アシストと活躍。もしアービングまで不在だったたら、もっと大差を付けられていた可能性もある。 復帰以降、類い稀なプレイでチームをリードするアービングだが、新型コロナウイルスのワクチン未接種によりホームゲームに出場できない状況は今も続いている。もしワクチンを接種し、すべての試合に出られていればチームも違った状況となっていたかもしれないが、アービングは「罪悪感はない」とコメントしている。 「ニューヨークでこの問題に対処しなければならないのは自分だけ。(屋内競技の試合に出場する際にワクチン接種が求められる)ニューヨークでプレイしているからだ。もし別の場所でプレイしていたら違った状況だったろう」 1月2日(同1日)に就任したニューヨーク市のエリック・アダムズ市長は、同市において以前から実施されていたワクチン接種の義務化について、この取り組みを継続させることを明らかにしている。今後もアービングはアウェイゲームのみの出場が続くことになりそうだ。 さらに、オールスター後にはワクチン接種が必要なトロントでのラプターズ戦もあったりと、必ずしもアウェイとは言えすべての試合に出られるわけではない。また、プレイオフで上位シード、すなわちホームコート・アドバンテージを手にした場合、後のない最終第7戦でアービングが出られないという事態も起こり得るのだ。 ベン・シモンズの加入、デュラントの復帰など終盤戦での巻き返しに向けて好材料が揃いつつあるネッツだが、アービングはこのまま限定的な出場が続くのだろうか。