ポートランド・トレイルブレイザーズのチャンシー・ビラップスHC(ヘッドコーチ)が、日本時間1月11日(現地10日)のブルックリン・ネッツ戦を前にカイリー・アービングについて言及した。『ESPN』のニック・フリーデル記者がビラップスHCの言葉を伝えている。 「カイリーは魔法使いのようだ。必見の選手だよ。個人的な意見として、PGとしてプレイした選手のなかでカイリーは史上最もスキルのある男だと思う。あくまでスキルに関してだけど、これまで見てきたPGの中で最も卓越している。だから、彼がプレイすると多くのものを与えてくれるんだ」 この日のブレイザーズ戦が今季2戦目となるアービングについて問われた時の回答だが、2004年のファイナルMVPに輝くなど現役時代は自身もリーグ有数のPGとして活躍したビラップスHCは、ことのほかアービングのスキルを高く評価しているようだった。 ネッツのスティーブ・ナッシュHCも、「もちろん他にもいい選手はいる。ステフ(カリー)は信じられないスキルを持っているし、ロングレンジから致命的なダメージを与えられる。しかし、ボールハンドリング、ムーブ、自分のスポットでシュートに持ち込む3つのレベルに関してはカイリーが桁外れだ。ミドルレンジのシュートも同様だし、長距離のシュートだって素晴らしい」と、ビラップスHCの意見に同意している。 この日のブレイザーズ戦は108-114で敗れたネッツだが、アービングは40分プレイして22点、8リバウンド、4アシスト、1スティール、1ブロックとオールラウンドに活躍した。新型コロナウイルスのワクチン未接種のためホームゲームへの出場は叶わないものの、アウェイでは敵将も認めるテクニックで相手を困惑させるプレイを披露し続けてくれるだろう。