「クレイの復帰戦に出ることが重要だった」 怪我を押してコートに立ったドレイモンド・グリーンがトンプソン復帰戦を振り返る

日本時間1月10日(現地9日)、ゴールデンステイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソンが941日ぶりに復帰を果たした。ホームで行なわれたクリーブランド・キャバリアーズ戦で先発出場し20分で17点を記録。選手紹介時からアリーナは大歓声に包まれたが、豪快なダンクや自慢の3ポイントを披露するとファンのボルテージはさらに上昇。試合終盤にベンチへ下がった際には、「We want Klay」の大合唱が巻き起こった。 この感動的な一戦で、ウォリアーズのドレイモンド・グリーンは開始直後にファウルをし、ベンチに下がっていた。ふくらはぎを痛めていたにもかかわらず試合開始時点でコートに立った真相を『The Undefeated』のマーク・J・スピアーズ記者が明かしている。 グリーンは試合前にふくらはぎの痛みを悪化させ、試合には欠場予定だったという。しかし前十字靭帯断裂、そしてアキレス腱断裂という大怪我から復帰するチームメイトを思うと、例え数秒であっても自分もコートに立つべきだと考えたという。 「クレイの復帰戦に出ることは自分にとって重要だった。ほぼ3年間、この瞬間を待っていたんだ。エナジーを感じたかったのもそうだけど、それ以上に彼がコートに立つその瞬間を同じ場所で立ち会いたかった」 なおトンプソンは2020年11月に行なったピックアップゲーム中にがアキレス腱を断裂しているが、当初グリーンも一緒に参加する予定だったという。しかしグリーンは家族旅行のため参加をキャンセル。後にグリーンは「自分が行っていたらこんなことになっていなかったのでは」という罪悪感を抱いていたようだ。それだけに、相棒の復帰に喜びもひとしおなのだろう。 ウォリアーズは12日(同11日)に、球団記録となる9連勝中のメンフィス・グリズリーズと対戦する。この試合にグリーンは欠場の予定だが、ステフィン・カリーを含めウォリアーズ王朝を築いたビッグ3が同時にプレイする日は、もう間もなく訪れるはずだ。

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