第5回MVPレース、変動なしのトップ3に好調サンズの司令塔クリス・ポールが急接近

NBAの2021-22シーズンは第6週に突入。『NBA.com』のマイケル・C・ライト記者は、毎年恒例となっている“MVP査定”第5回版を発表し、トップ3に変動がなかったなかで、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボとフェニックス・サンズのクリス・ポールが5位以内にランクインした。 2週連続で1位となったゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーは、日本時間11月25日(現地24日)のフィラデルフィア・76ers戦で25得点、10アシストを挙げて、弟セスとの兄弟対決に勝利。名手レイ・アレンの持つ通算3ポイント成功数2973本のNBA記録まであと50本を切っており、歴史的瞬間は目前となっている。 2位キープのブルックリン・ネッツのケビン・デュラントは、11月25日(同24日)のボストン・セルティックス戦で21得点をマーク。キャリア通算得点でアレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・76ersほか/2万4368点)の記録を抜き、歴代25位に浮上した。「小さい頃からバスケットボールに人生を捧げてきた」と胸を張り、2019年に右足アキレス腱断裂の大怪我を負ったことを感じさせないプレイを見せている。 デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチは、手首の痛みで11月20日のシカゴ・ブルズ戦から4試合連続で欠場。その間、チームは4連敗を喫し、平均26.4得点、13.6リバウンド、6.4アシストの成績を残しているエースの存在の大きさを改めて感じさせていることもあって3位キープとなった。 アデトクンボは前週の6位から4位へ浮上。今季平均25得点、10リバウンド、5アシスト以上を記録しているのはヨキッチとアデトクンボだけで、バックスはアデトクンボ、クリス・ミドルトン、ドリュー・ホリデーの3人が揃えば7戦全勝となっている。 前回9位から5位にランクインしたのが、好調サンズを牽引するポールだ。リーグ唯一の平均アシスト数で二桁を超え、チームも15連勝。5点差以下で決着した試合は5勝1敗で、ポールの勝負強さがチームの支えとなっているのは間違いない。 そのほか、6位にジミー・バトラー(マイアミ・ヒート)、7位にデマー・デローザン(シカゴ・ブルズ)、8位にジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)、9位にザック・ラビーン(シカゴ・ブルズ)、10位にルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)と続いている。

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