ミルウォーキー・バックスは日本時間6月11日(現地10日)、イースタン・カンファレンス準決勝第3戦でブルックリン・ネッツを86-83で下し、シリーズ初勝利を掴んだ。中心選手の1人であるドリュー・ホリデーは守備に手ごたえを感じたようだ。 ネッツは“ビッグ3”の一角であるジェームズ・ハーデンが第1戦の開始1分で右ハムストリングを負傷して離脱。それでも、ケビン・デュラント、カイリー・アービング、ジョー・ハリスが攻撃を牽引してシリーズ2連勝を飾っていた。 ホームに移動したバックスは第3戦、第1クォーターで30-11のロケットスタート。その後、ネッツの反撃に遭って接戦に持ち込まれたが、クリス・ミドルトンが両チームトップの35得点(フィールドゴール12/25、3ポイント3/6、フリースロー8/9)、ヤニス・アデトクンボが33得点(フィールドゴール14/31、3ポイント1/8、フリースロー4/9)と活躍し、熱戦を制した。 レギュラーシーズンでリーグ2位の平均118.6得点を記録したネッツを今季最少となる83得点、フィールドゴール成功率36.2%(34/94)、3ポイント成功率25%(8/32)に抑えたバックス。『ESPN』のティム・ボンテンプス記者によれば、46分間プレイしたホリデーが守備を勝因に挙げたという。 「ディフェンス・ファーストだ。ディフェンスは勝利を呼ぶし、優勝にもつながる。彼は83得点。こういうディフェンスをしたいと思っている。アグレッシブにプレイしたい」 バックスは昨季、カンファレンス準決勝敗退で悔しい思いをしただけに、難敵ネッツ相手にどこまで巻き返せるか、注目が集まる。