アダム・シルバーNBAコミッショナー、プレイイン・トーナメント制度の継続を希望「長く採用されてほしい」

NBAは日本時間22日(現地21日)、ウェスタン・カンファレンス第8シードの座を懸け、ゴールデンステイト・ウォリアーズとメンフィス・グリズリーズが対戦する。昨季に続き、プレイイン・トーナメントが採用されたなか、アダム・シルバーNBAコミッショナーは、システムの継続を希望していると『ESPN Radio』で明かした。 NBAは2019-20シーズン、新型コロナウイルスの世界的流行を受けてリーグが4カ月以上の中断を余儀なくされた。バブル(隔離地域)を設けての22チーム参加によるシーディングゲーム(8試合)、プレイオフ開催に伴う特別措置として、レギュラーシーズンでカンファレンス8位と9位が4ゲーム差以内だった場合、この2チームがプレイオフ最後の枠を争う“プレイイン・トーナメント”を実施。8位なら1勝、9位は2勝で勝ち残りとなり、実際にウェスタン・カンファレンスで8位ポートランド・トレイルブレイザーズと9位メンフィス・グリズリーズが対戦し、初戦を制したブレイザーズがプレイオフに駒を進めた。 そして、今季はプレイイン・トーナメントの対象が7~10位に拡大され、カンファレンス勝率7位と8位のチームが対戦(セブン・エイト・ゲーム)し、勝者はプレイオフ第7シードを獲得。勝率9位と10位のチームが戦い、勝者はセブン・エイト・ゲームの敗者と対戦して、勝利したほうが第8シードを獲得するフォーマットとなった。 シルバーNBAコミッショナーは、「長い間採用されてほしい、という思いを隠すつもりはない」として、システム継続の意向を明かしている。 「それには二つの要因がある、ひとつは、30チームのほとんどがそれを支持していると思うこと。私がチームの人間だった場合、特に第7シードでは、長いシーズンの後、プレイオフではないところからスタートしなければいけない、という思いは十分理解している。同時に、レギュラーシーズンの最後の月で生まれた追加の関心はプレイイン・トーナメントの価値を高めていると認識している。我々は毎日視聴者を獲得する」 一方で、シルバーNBAコミッショナーは「もう一つは選手だ。選手組合に所属しているある選手は昨日、プレイイン・トーナメントが好きだと言っていたが、彼は不公平だとも感じていた。第7シードで、2試合を落としたらプレイオフ進出を逃すのは不公平だと思う考えもあるだろう」と語り、継続するうえでの改善点としてフォーマット変更する可能性はあるとしている。 レギュラーシーズン終了後を盛り上げるシステムとして、プレイイン・トーナメントが定着するのか、NBAの決断に注目が集まる。

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