「ユニークな存在。スタッツでは測れない」将来の殿堂入りを目指すウォリアーズのドレイモンド・グリーンを指揮官も後押し

日本時間3月10日(現地9日)、バスケットボール殿堂は2021年の殿堂入り最終候補を発表した。それを受け、ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンは、殿堂入りは自分自身にとっても大きな目標であると明かした。14日(同13日)にグリーンが語った内容を、『NBC Sports』が伝えている。 「素晴らしいキャリアを築いていかなければいけないけど、まだ僕は終わりじゃない。自分の経歴に何かを足すための時間はまだ残されている。もちろん殿堂入りはしたい。スポーツ界における最高の名誉の一つだからね」 2012年にNBA入りしたグリーンは、3年目から先発に定着すると、ストッパー兼プレイメイカーとして自身の存在を確立し、ウォリアーズで3度の優勝を経験。通算成績こそ平均8.8得点、6.8リバウンド、5.1アシスト、1.4スティール、1.0ブロックと飛び抜けたものはないが、2017年に最優秀守備選手賞を受賞したほか、これまでにオールNBAチーム選出2回、オールディフェンシブチーム選出5回、オールスター選出3回と、2巡目指名(全体35位)選手ながら素晴らしいキャリアを送っている。 そんなグリーンの将来的な殿堂入りをスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)も後押ししている。今回最終候補入りした守備職人のベン・ウォーレス(元デトロイト・ピストンズほか)を引き合いに出し、グリーンの影響力について語った。 「ドレイモンドは殿堂入り選手だと思う。(ウォーレスの)守備におけるインパクトはデトロイトに優勝をもたらした。ベンは史上最高の守備型選手の1人だね。ドレイモンドはポイントフォワード、ポイントセンターといったユニークな存在。彼のことはスタッツでは測れない。どれだけ勝利に貢献したかで評価するべきだろう。時がきたら人々は彼の凄さを理解し、殿堂入りすると思うよ」

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