日本時間3月10日(現地9日)、『NBA.com』のスティーブ・アシュバーナー記者が、シーズン前半戦終了時点での活躍を基に選出したベストディフェンダー5人を発表した。 アシュバーナー記者は選んだ5人をそれぞれを格付けした上で、以下のように選考理由をまとめている。 5位:レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ) ジェームズは守備によるチームの勝利への貢献度を表すディフェンシブ・ウィン・シェアでリーグトップ(0.177)に立っており、チームとしてリーグ最高のディフェンシブ・レイティング(106.1)を誇るレイカーズを牽引している。ジェームズがシュートをコンテストした際、相手はリングから5〜9フィート(約1.5〜2.7メートル)のシュートを35.6%、10〜14フィート(約3〜4.3メートル)のシュートは34.6%の確率でしか決められていない。 4位:ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・76ers) ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)が昨季やったように、76ersのセンターはシーズンMVPと最優秀守備選手賞の同時受賞を狙える位置につけている。5フィート以上ある距離からの被シュート成功率を4割未満に抑えていることからも、彼の守備におけるインパクトが大きいことが分かる。なお、5フィート以内の被シュート成功率は59.1%でリーグ17位となっている。 3位:マイルズ・ターナー(インディアナ・ペイサーズ) 1試合で守備をした平均フィールドゴール数を示すDFGAはリーグ2位(17.8本)。また、ターナーが守備についたときに相手は6.7%も成功率を落とす。そして5フィート以内の被シュート成功率は55.7%で、最低600回以上シュートを守備している選手の中ではリーグトップだ。 2位:ルディ・ゴベア(ユタ・ジャズ) 支配的な守備力を誇るビッグマンは、NBA界におけるエベレストで、相手選手の挑戦を数多く受けては、それを跳ね返している。DFGAはリーグ1位の18.9本でそのうち2.7本をブロックし、相手のシュート成功率は通常よりも7.0%も下がる。 1位:ベン・シモンズ(フィラデルフィア・76ers) 個人美容師との接触したことで新型コロナウイルス感染の懸念があったため、エンビードとともにオールスターゲームを欠場し、自慢の守備力を祭典で披露できなかったシモンズ。しかし、ポイントガードからパワーフォワードまで対応できる守備面の万能性は多くの称賛を集めている。また、守備時にボールに触ってドリブルやパスをそらせた回数を示す平均ディフレクション数(3.9)とルーズボール奪取数(1.4)はリーグ1位タイと、泥臭いハッスルプレイも光っている。