新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、延期になっていた2020年度の殿堂入り式典が来年5月に開催されると、『AP通信』が伝えた。 2020年度の殿堂入りメンバーには、ロサンゼルス・レイカーズのレジェンドであるコービー・ブライアント、2008年にボストン・セルティックスを優勝に導いたケビン・ガーネット、サンアントニオ・スパーズでリーグを5回制しているティム・ダンカン、WNBAレジェンドのタミカ・キャッチングス、ヒューストン・ロケッツのヘッドコーチとして2度NBAチャンピオンに輝いたルディ・トムジャノビッチ、長年ベイラー大学女子チームの指揮を執ったキム・マルキー、バーバラ・スティーブンス、エディー・サットンら計9名が選ばれている。 本来、式典は2020年8月29日(日本時間30日)にマサチューセッツ州スプリングフィールドで開催される予定だった。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、5月の段階で21年春への延期が決定。今回、NBAは21年5月13~15日(同14~16日)で開催する見込みだと明かしたという。 ブライアント、ダンカン、ガーネットは、殿堂入り資格を得た1年目での選出。3人はリーグ優勝計11回(ブライアント5、ダンカン5、ガーネット1)、オールスター選出48回(ブライアント18、ダンカン15、ガーネット15)、オールNBAチーム選出39回(ブライアント15、ダンカン15、ガーネット9)を誇るなど、同一年に殿堂入りするトリオとしては史上最高クラスの豪華さを誇るとして話題を呼んでいた。 ブライアントは今年1月26日(同27日)、次女ジアナとともにヘリコプター墜落事故に巻き込まれ、41歳の若さで急逝。来年5月に、正式に殿堂入りの栄誉が輝かしいキャリアに加わることになる。