クリーブランド・キャバリアーズのコリン・セクストンは、昨季2年目で平均20.8得点を挙げてチーム内得点王に輝くなど、存在感を高めている。しかし、現時点でNBA関係者の評価はそこまで高くないようだ。 2018年のドラフト1巡目8位指名でNBA入りしたセクストンは、ルーキーイヤーから全82試合に出場し、新人としてはラリー・バード、ステフィン・カリー以来となる平均16得点、3ポイント成功率40%、フリースロー成功率80%以上をマーク。大黒柱のレブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)が去ったあとのキャバリアーズの将来を担う選手になってほしいと、大きな期待を背負うようになった。 昨季も平均20.8得点、3.1リバウンド、3.0アシストを記録しており、先発ポイントガードの座を掴んでいるセクストン。ゲームメイク力と判断力は発展途上ながら、21歳にして堂々たるプレイを見せているが、NBA関係者は“エリートプレイヤー”とは評価していないようだ。 『ESPN』のブライアン・ウィンドホースト記者はポッドキャスト番組『Wine and Gold Talk Podcast』で、リーグ内でのセクストンの評判を明かしている。 「NBA内の人々とコリン・セクストンについて話す時、彼らはベンチプレイヤーだとみなしている。コリン・セクストンがベンチから出てくる最初のガード選手なら、本当の良いチームだとね。でも、それが彼のこなすべき役割みたいなものだ」 セクストン加入後の2年間は、2018-19シーズンが19勝63敗(カンファレンス14位)、19-20シーズンが19勝46敗(同最下位)とチームは低迷しており、チームを“勝たせられる能力”がまだ不足している点も、マイナス査定となっているのかもしれない。 主軸としてチームを好転させられるかが2020-21シーズンの課題となるが、果たしてセクストンは周囲の評価を覆すことができるか。