ロケッツのエリック・ゴードン、HC&GM退任もスモールボール路線継続を主張「僕たちは良いチーム」

ヒューストン・ロケッツは今季終了後、マイク・ダントーニHC(ヘッドコーチ)、ダリル・モーリーGM(ゼネラルマネージャー)が相次いで退任した。大黒柱のジェームズ・ハーデンを中心としたチーム作りを推し進めてきた2人が去り、主力放出などテコ入れも噂されるなか、2016年から所属するエリック・ゴードンは現スタイルを継続すべきとの見解を示している。 ロケッツは今季開幕前に、3年連続でシーズン平均トリプルダブルを達成したラッセル・ウェストブルックをトレードで獲得。シーズン途中にはインサイドの要であるクリント・カペラを放出し、身長196cmのPJ・タッカーをセンター起用する大胆なスモールラインナップに舵を切った。しかし、ウェストブルックがシーズン再開後に大腿四頭筋の肉離れに見舞われて万全の状態ではない影響もあり、2年連続でカンファレンス準決勝敗退となった。 ハーデンが加入した2012-13シーズン以降、ロケッツは8年連続でプレイオフに進出しながら、NBAファイナルにはいまだ到達できず。エースを連れてきたモーリーGM、スモールボールの浸透を図ってきたダントーニHCも退任となり、今オフはチーム作りの行方が注目を集めている。ただ、ハーデンに次ぐ古参選手であるゴードンは、再建には向かっていないと考えているようだ。『The Ashley Nevel Show』で自身の考えを明かした。 「目の前の壁を乗り越える手段を見つける必要があるのは間違いない。ただ、ケミストリーはもっと良くなる。今年は大きな変化があった。シーズン途中からスモールボールへ移行したからね。でも、プレイオフではマッチアップ(対戦カード)がすべてだった。全員がベストなプレイをして、チームの役に立とうとしている。それが長い目で見て、チームをステップアップさせると思う。(フロントは)チームを再建しないだろう。僕たちは良いチームなんだ。誰がなんと言おうが関係ない。怪我もあって、まだベストは出せていないなかで、いまだに50勝以上しているし、プレイオフにも進出している」 ロサンゼルス・レイカーズ、ロサンゼルス・クリッパーズ、デンバー・ナゲッツなど強豪ひしめくウェストを制することができるか。2020-21シーズンはロケッツにとって、勝負の1年となるだろう。

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