NBA選手会、FA交渉解禁日が遅れる可能性があることを選手に通達か

先日、フロリダ州オーランドのバブル(隔離地域)で行われた会合で、NBPA(NBA選手会)が、フリーエージェント交渉解禁日が当初の予定よりも遅れる可能性があることを選手に通達したようだ。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じている。 今年のFA交渉解禁日は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うシーズン中断の影響などから、通常よりも遅い10月18日(日本時間19日)に予定されていた。しかしウォジナロウスキ ー記者によると、来季のスケジュールや収支計画が不透明で、サラリーキャップもまだ確定していないことから、予定を先送りにすることが濃厚になったようだ。

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さらに同氏は、複数の球団の重役たちは、サラリーキャップに加えタックス・ライン(贅沢税が課せられるサラリーの額)も決まっていない10月16日(同17日)に、NBAドラフトを行うことことにも難色を示していると伝えている。通常NBAのドラフトでは、指名権と選手を絡めたトレードが頻繁に行われるが、サラリーキャップが決まっていない段階でトレードを実行するのは難しいというのがその理由だとした。 NBPAのミッシェル・ロバーツ会長は、来シーズンの開幕が、当初予定されていた12月1日(同2日)から大幅に遅れて1月終盤から3月上旬頃になる可能性も示唆しており、アダム・シルバーNBAコミッショナーも 、ドラフト・ロッタリー直前に行われた『ESPN』のレイチェル・ニコルズ氏のインタビューで「12月1日の開幕は難しいと思う」とコメントしていた。 再開した2019-20シーズンは、NBAファイナルが第7戦までもつれた場合は10月13日(同14日)に終幕する予定だ。通常のオフシーズンが約3か月間あることを考えると、オフから来シーズンの開幕にかけてのスケジュールが全体的に遅れるのも仕方がないかもしれない。

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