フィラデルフィア・76ersのベン・シモンズは8月5日(日本時間6日)のワシントン・ウィザーズ戦で左膝を痛めて途中交代。MRI検査の結果、異状なしと報じられていたが、一夜明けて左膝の膝蓋骨亜脱臼が発覚したという。 シモンズは、八村塁が所属するウィザーズ戦の第3Q(クォーター)途中まで8得点、6リバウンド、4アシストを記録していたが、残り6分を切ったところでトーマス・ブライアント相手にゴール下でオフェンシブ・リバウンドをもぎ取ったプレイで負傷。左コーナーまで出てインサイドのアル・ホーフォードにパスを入れた後、左膝を上げて違和感を示す仕草を見せ、そのまま自らの足で歩いてロッカールームへと下がっていった。
試合直後、ブレット・ブラウンHC(ヘッドコーチ)はシモンズの状態について「私は分からない」と球団の発表待ちを示唆していたなか、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者はツイッターで「MRI検査の結果、異常なしで(試合出場は)その日の状態次第」と報じていた。 しかし一夜明け、『Philly Inquirer』のキース・ポンペイ記者はツイッターで「ベン・シモンズは左膝の膝蓋骨亜脱臼に悩まされている。治療方法を検討する間、彼は欠場するだろう」と投稿。一転して長期離脱の可能性が浮上している。 フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート内に設けられたバブル(隔離地域)入り後、シモンズはこれまでのポイントガードではなく、パワーフォワード(PF)へコンバート。7月30日(同31日)から再開したシーズンでもPFとしてスタメン出場を続けていた。 カンファレンス6位(41勝27敗)の76ersはすでにプレイオフ進出を決めているが、ミルウォーキー・バックスやトロント・ラプターズ、ボストン・セルティックスの上位3チームに対抗する上でシモンズの存在は不可欠。ジョエル・エンビードと並ぶ大黒柱の負傷により、暗雲が立ち込めている。