ブルックリン・ネッツのジャマール・クロフォードは、8月4日(日本時間5日)に行われたミルウォーキー・バックス戦で新天地デビューを果たしたが、わずか6分間のプレイで左ハムストリングを痛めて途中交代した。しばらく戦列を離れる見込みだという。 『ESPN』のニック・フリーデル記者によると、ジャック・ヴォーン暫定HC(ヘッドコーチ)は8月5日(同6日)のボストン・セルティックス戦でベンチ入りしなかったクロフォードについて、「数試合欠場するだろう。まだ怪我の状態を日々チェックしている段階だが、彼が戻ってくることを期待している」としばらくの離脱を示唆したという。
ネッツは今季チーム2位の平均20.6得点を記録しているスペンサー・ディンウィディーが、新型コロナウイルス検査で再陽性のためフロリダ州オーランドで再開するシーズンへの不参加を表明。代役としてフリーエージェントだった40歳のクロフォードと契約を結んだ。 シーディングゲーム最初の2試合での起用が見送られていたクロフォードは、バックス戦の第1Q(クォーター)残り4分35秒にベンチから登場。51得点を挙げたフェニックス・サンズ時代の2019年4月9日以来の実戦となったなか、3ポイントシュートを決めるなど6分間で5得点、3アシストと上々のスタートを切った。 しかし第2Q残り10分37秒、左45度からドンタ・ホールのスクリーンを使ってトップの位置に向かおうとした際、背後からプレッシャーをかけにきたバックスのクリス・ミドルトンのファウルを受けて左ハムストリングを負傷。自ら交代を要求し、ベンチに下がった後はコートに戻らなかった。 現在イースタン・カンファレンス7位(32勝36敗)のネッツは、シーディングゲーム4試合を残しており、8月12日(13日)に行われるポートランド・トレイルブレイザーズ戦がポストシーズン前の最終戦。まずは8月17日(日本時間18日)から始まるプレイオフに照準を絞ることになりそうだ。 なお、太もも打撲のキャリス・ルバート、ハムストリングと背中を痛めていたジョー・ハリスはそれぞれ1試合の欠場のみで戦列復帰している。