「NBA Rakuten」は、日本時間8月7日(土)午前7時30分からロサンゼルス・クリッパーズ対ダラス・マーベリックス戦を配信する。 シーズン再開以降、ドンチッチの勢いが止まらない。中断前に残していた平均28.7得点、9.3リバウンド、8.7アシストという成績もMVP級だったが、シーディングゲームでは3試合で、平均34.0得点、13.7リバウンド、11.0アシストとさらにレベルを上げている。圧巻は8月4日(日本時間5日)のサクラメント・キングス戦だ。34得点、12アシストに加え、脅威の20リバウンドを記録し、リーグ史上11人目、球団史では初となる「30-20-10」のトリプルダブルを達成した。チームの成績こそ1勝2敗ながら、“NBAの未来”とも称されるこの若きスーパースターがいる限りマーベリックスは、どんな強敵にとっても脅威となるだろう。今季2戦2敗のクリッパーズとはプレイオフ1回戦で当たる可能性があるだけに、ここで一度苦手意識を払拭したいところだ。 対するクリッパーズは今季の優勝有力候補と目されるが、再開シーズンではいまいち波に乗り切れていない。シーディングゲーム初戦ではライバルのロサンゼルス・レイカーズに2点差で惜敗。ニューオーリンズ・ペリカンズには大勝するも、8月4日(同5日)のフェニックス・サンズ戦ではデビン・ブッカーにブザービーターを決められ、またしても2点差で敗れている。勝ちきれない戦いが続くが、その原因はチームの熟成度にある。中断前から怪我人や新加入選手が多く、再開シーズンでも複数人の主力の合流が遅れていた。『NBA.com』のショーン・パウエル記者も「クリッパーズはまだ発展途上。今後徐々にプレイオフに向けたローテーションを作り上げなければいけない」と指摘している。マーベリックスとの一戦では、モントレズ・ハレル(家族事情)、パトリック・べバリー(左ふくらはぎ)が不在となるが、サンズ戦で戦列復帰したルー・ウィリアムズを改めてチームに組み込ことが課題となる。 なお、「NBA Rakuten」の日本語配信では、塚本清彦さんが解説、波多江良一さんが実況を務める。
■今季の直接対決 2019年11月26日:クリッパーズ(114) vs マーベリックス(99) 2020年1月21日:クリッパーズ(110) vs マーベリックス(107) ■クリッパーズ情報(45勝22敗) ・今季、平均18.5点以上の選手が4人いるのはリーグ唯一(カワイ・レナード/26.8点、ポール・ジョージ21.4点、モントレズ・ハレル18.6点、ルー・ウィリアムズ18.5点) ・8月1日のペリカンズ戦で球団記録となる25本の3ポイントを成功。前半の成功数(16本)も球団記録。 ・カワイ・レナードのアシスト(計266/平均4.9)はいずれもキャリアハイ。 ・マーベリックスには直近5試合で4勝 ■マーベリックス情報(41勝29敗) ・1月の対戦でルカ・ドンチッチが36点、10リバウンド、9アシストを記録。 ・ティム・ハーダウェイJr.の今季の3ポイント成功数(193)は、1シーズンにおける成功数で球団史上2位の記録。 ・今季のオフェンシブ・レーティング(115.7)はリーグ史上最高の数字。 ・2016年3月9日以来、334試合連続で1試合5本以上の3ポイントを成功中。