アップテンポで攻撃的なオフェンス戦術に定評があるヒューストン・ロケッツのマイク・ダントーニHC(ヘッドコーチ)が、シーズン再開に向けて新たなオフェンスの導入を考えているようだ。 7月17日(日本時間18日)に行われた会見でロケッツのダリル・モーリーGMが語った内容を、『USA TODAY ROCKETS WIRE』のベン・ドゥボーズ記者が以下のように伝えている。
「結局のところ、どれだけ効率的で素晴らしいオフェンスができるか、ということが大切なんだ。我々は既にリーグ2位のオフェンス力を持っているが、(シーズン再開後は)もっと良くなるはずだ。我々は、プレイオフでダントツのオフェンス力を持つチームになることができる」 「シーズン再開に向けて、コーチ(ダントーニHC)が新しいオフェンスのセットプレイを準備した。かなり面白いものだ。各選手のメインとなるスキルセットを活かすために、少し手を加えたようだ。マイクらしい、シンプルだけれど止めることが非常に難しいオフェンスだよ」 ゴール下のシュートと3ポイントシュートを主体とする攻撃的なオフェンスが魅力のロケッツは、今年2月に長身センターのクリント・カペラをトレードで放出し、身長196cmのPJ・タッカーを先発センターにする“超スモールラインナップ”を取り入れてオフェンス力の更なる強化を図った。 このチームの方向性について、モーリーGMは、ロケッツのレジェンドセンターであるアキーム・オラジュワンを例に出し、「たぶん、今のチームには“ドリームシェイク”(オラジュワンの得意技)を使える選手がいないからだ。もしドリームシェイクができるビッグマンがいるなら、その選手に多くのオフェンス機会を与えるだろう」と笑いながら語ったと、ドゥボーズ記者は伝えている。 究極のスモールラインナップを目指すダントーニHCが作り出した新しいオフェンスに注目だ。