ウェストブルックの競争力は“神様級” 名物識者が持論「MJのすべてを体現している」

シカゴ・ブルズが最後に優勝した1997-98シーズンに密着して撮影したドキュメンタリー10部作『マイケル・ジョーダン:ラストダンス』が絶賛放映中(日本ではNetflixにて配信中)で、新型コロナウイルスの影響でNBAのシーズンが中断しているなか、“神様”マイケル・ジョーダンがホットなトピックスとなっている。『ESPN』の『First Take』では、「MJの競争力に最も近い選手は誰か」というテーマで議論を展開。名物コメンテーターのスティーブン・A・スミス氏はラッセル・ウェストブルック(ヒューストン・ロケッツ)の名前を挙げた。 自分に厳しいジョーダンは、チームメイトに対しても高いレベルを求めた。スティーブ・カー(現ゴールデンステイト・ウォリアーズ・ヘッドコーチ)と掴み合いの喧嘩騒動を起こしたのは有名な話だが、それもすべては勝利のため。たとえカードゲームだろうと負けるのを嫌うほど、競争心にあふれる選手だった。 スティーブン・A・スミス氏は、史上2人目のシーズン平均トリプルダブルを成し遂げるなど類まれなオールラウンドな能力はもちろん、負けん気が強く、常に死力を尽くすウェストブルックの姿勢は、ジョーダンのそれに匹敵すると持論を展開した。 「ラッセル・ウェストブルックの少々荒々しくも気迫あふれるキャラクターを考えると、彼の競争力に疑いの余地はない。今季は平均27得点(実際は27.5得点)、8リバウンド、7アシスト。シーズン平均トリプルダブルを(3年)連続して達成して、ヒューストンにやってきたばかりのなかでの数字だ。毎試合、彼の競争心は運動能力や攻撃意識にとってもたらされる成績から見て取れる。彼が何年にもわたってジョーダン・ブランドを代表してきたのは偶然じゃない。MJがやっていたことすべてを体現している」 ジョーダン本人も2016年、ウェストブルックがバスケットボール選手としての功績や地域活動への貢献が認められ、「オクラホマ栄誉殿堂」入りを果たしてプレゼンターを務めた際、「彼ほどの情熱を持った選手は限られている。ラッセルもまた、私と同じだけの情熱を持っている。これは誰かから与えられるものではない。彼の姿勢はバスケットボールに対する尊敬の表れだ」と最大限の賛辞を送っている。 ウェストブルックの熱いプレイが観る者の心を打つのは間違いないだろう。

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