アンソニー・デイビスは“ダンカン級” レイカーズ首脳陣が保証「同じスキル一式がある」

今季ロサンゼルス・レイカーズへ移籍したアンソニー・デイビスは、チームトップの平均26.7得点、9.4リバウンド、3.1アシスト、1.5スティール、2.4ブロックを挙げ、レブロン・ジェームズとともに攻守を牽引している。アシスタントコーチ(AC)を務めるフィル・ハンディは、デイビスを殿堂入りの名PFティム・ダンカンと“同等”だと評価した。 2012年のドラフト全体1位でニューオーリンズ・ペリカンズに加入したデイビスは、在籍7年間で通算466試合、23.7得点、10.5リバウンド、2.4ブロックを記録。オールNBA1stチーム選出3回、オールディフェンシブ1stチーム選出1回とリーグ屈指のビッグマンとして君臨してきた。 レイカーズの一員となった今季も、肩など故障を抱えながらカンファレンス首位(49勝14敗)に立つチームのインサイドで奮闘。一時はシーズンMVPの候補に挙げられるほどのインパクトだった。 クリーブランド・キャバリアーズでレブロンと優勝をともにし、昨季はフランチャイズ史上初の優勝を飾ったトロント・ラプターズのACを務めたフィル・ハンディは、『heavy.com』でデイビスに対して高い評価を与えている。 「アンソニーとティムには多くの類似点がある。ティムはビッグ・ファンダメンタルと言われていたけど、アンソニーには同じスキル一式がある。彼はどのポジションでもプレイできるんだ」 フィル・ハンディが比較対象に挙げたのは、サンアントニオ・スパーズ一筋でNBAチャンピオンに計5回輝いたダンカンだった。キャリア19年でシーズンMVP2回、オールNBA1stチーム選出10回、オールディフェンシブ1stチーム選出8回を誇った鉄人PFは攻守でリーグを席巻したが、デイビスにはその素養があるという。 「最優秀守備選手賞? 間違いなく候補として挙げられるべきだね。彼がゲームに与えるインパクトは凄まじい。サイドラインで見ていて、どれだけ他の選手のミスを帳消しにしているかが分かる。彼は手足の長さ、抜群の運動能力を備えていて、それを本当に上手く使いこなすんだ。間違いなくNBAでベストの守備を誇る選手の一人だよ」 また、レブロンとのコンビはレイカーズが優勝を果たすうえで、重要なファクターになるとフィル・ハンディは見解を示している。 「2人はバランスを取り合い、お互いのゲームを理解しようとしていた段階から、別の次元のケミストリーを奏で始めている。序盤戦でリズムを見つけられたのが大きい。ハイレベルな2人が進化を続けている。このエリートデュオは、間違いなくすべての対戦相手に脅威を与えると思う」 円熟味が出てきた27歳のデイビスが、ベテランの域に入るにあたってどのような進化を遂げるのか、注目が集まる。

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