東京オリンピックの延期を受け、アンドリュー・ボーガットが引退を検討

『AP通信』によると、プロバスケットボール選手として15年間プレイしたアンドリュー・ボーガットが引退を検討しているようだ。 35歳のボーガットは、2005年のNBAドラフト1巡目1位指名でミルウォーキー・バックスに入団。ゴールデンステイト・ウォリアーズ時代の2015年には優勝も経験しているオーストラリア出身のセンターだ。 もともと同国代表として東京オリンピックに出場したあとに引退しようと考えていたボーガットだったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で東京オリンピックが来年に延期されたため、引退時期について考え直すことになった。 直近の2シーズンを主にオーストラリアのNBL(National Basketball League)でプレイしたボーガットは、日々のトレーニングと、規律ある暮らしを来年まで続けられるかどうかを悩んでいるそうだ。 ボーガットは、オーストラリアの放送局が制作する『Offsiders』という番組に出演した際、「大したことはしていない。毎晩、子供たちにキスをして、おやすみを言って、寝かしつける。それができることに感謝しているんだ」と語った。 現在、2人の男の子(3歳のルカと、2歳のニコラ)、そして妻のジェシカと一緒に暮らすボーガットは、自身の引退について以下のように続けた。 「NBLのシーズンが終わって以降、私は全くバスケットボールをしていない。朝起きてベッドから出ても、ガラスの上を歩いているような感触が無いのは気分が良い。実質的に私のキャリアは終わったようなものだが、おそらく5月中旬までにはきちんとした決断をすることになるはずだ」 2004年のアテネオリンピックからオーストラリアの代表チームでプレイしているボーガットは、昨年のFIBAワールドカップでも中心選手として活躍。オーストラリア代表は4位で大会を終えている。 ボーガットは、NBAでプレイしたキャリア通算706試合で、1試合平均9.6得点、8.7リバウンド、2.2アシストを記録している。

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