ジョー・イングルス、「自閉症の息子を新型コロナウイルスから守るためなら、いつでもNBAを引退する準備はできている」

新型コロナウイルスの感染拡大が世界中で騒がれる中、ユタ・ジャズのジョー・イングルスは、自閉症を患う彼の息子を同ウイルスの脅威から守るためならいつでもNBAを引退する覚悟が出来ていることを、『The Athletic』のインタビューで語った。 イングルスのチームメイトであるルディ・ゴベアの感染が発覚し、NBA残りのシーズンが中断されている中、イングルスは、彼の家族が暮らす地元オーストラリアに帰省することに全く抵抗は無いと、同インタビューで以下の通りコメントした。 「もしジェイコブ(イングルスの息子)を守るためにNBAでのキャリアを捨てなければならないとすれば、僕は迷わずオーストラリアに帰るよ」と、イングルスは昨年に自閉症と診断された3歳の息子について語った。 さらにイングルスは、「僕は今すぐにこのジムを抜け出し、練習着のまま空港に向かう覚悟が出来ているよ。コロナウイルスの感染拡大が深刻化する中、ジェイコブや彼の姉、そして彼の母親を危険にさらす訳にはいかないからね。NBAには戻りたいけど、僕にとってはジェイコブの健康と安全が第一だからね。プレイしたい理由は数えきれないほどあるけど、愛するジェイコブのためにキャリアを断念せざるを得ない場合は、迷わずそうするさ」と続けた。 イングルスが彼の息子を特に心配する理由は、自閉症を患う子供の免疫力は低く、新型コロナウイルスに感染した場合のリスクが高いためだ。 ゴベアに加え、同じくイングルスのチームメイトであるドノバン・ミッチェルも同ウイルスに感染したほか、NBAでは計14人の感染が報じられている。同ウイルス陰性と診断されたイングルスは、現在ソルトレイクシティの自宅で外出を自粛しているとのこと。

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