ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボは来シーズン終了後にフリーエージェントの資格を得るが、早くも複数のチームが獲得に乗り出すと報じられている。マイアミ・ヒートもそのひとつという見方もある中、アデドクンボと同じ代理人のバム・アデバヨ(ヒート)は、この関係性を使って何からのリクルーティング活動を行うつもりはないとしている。 地元紙『サン・センティネル』の取材に、「彼に決断を強いるようなことはしない。これは彼と彼の家族のためのものだ。だから『ヒートに来てくれ』と説得することはできない」と語っている。 ちなみに今の代理人アレックス・サラトシスに決まった経緯については、「自分にあった代理人が欲しかった。それがヤニスの代理人だったというだけだよ」とコメント。「彼は僕を家族の一員のように接してくれる。だから、彼を選んだ」と大きな信頼を寄せている。 キャリア3年目のアデバヨは、今シーズンここまで1試合平均16.2得点、10.5リバウンド、5.1アシストと昨季(8.9得点、7.3リバウンド、2.2アシスト)から大きく向上。オールスターにも選出されるなど、リーグ屈指の若手選手として注目を集める存在にまでステップアップしている。 ヒートは他にもエースのジミー・バトラー、3ポイントシューターとして注目株のダンカン・ロビンソンがおり、ここにアデトクンボが加われば一躍、優勝候補の筆頭になり得る。だが、アデバヨはアデトクンボの意思を尊重する姿勢を崩さない。 「僕たちはオールスター・ウィークエンドでたくさん話した。オールスターゲームでも一緒のチームだったから、そこでも少し話した。ただ、それは同じ代理人だからという理由ではない。バスケットボールについては何もなく、人生についての会話だったね」