クリッパーズのスティーブ・バルマー・オーナーがザ・フォーラムの買収を交渉中

『ESPN』のケビン・アーノビッツ記者によると、ロサンゼルス・クリッパーズのスティーブ・バルマー・オーナーが、MSG社（マディソンスクエア・ガーデン・カンパニー）からザ・フォーラムを買収する交渉を進めているそうだ。 カリフォルニア州イングルウッドにあるザ・フォーラムは、かつてロサンゼルス・レイカーズが本拠地としたアリーナで、現在はMSG社が所有している。MSG社は、ニューヨーク・ニックスと、その本拠地のマディソンスクエア・ガーデンも所有する巨大会社だ。 クリッパーズは、この報道を否定も肯定もしなかったが、ESPNに以下のような回答を送ってきたそうだ。 「クリッパーズは、素晴らしいバスケットボール・アリーナと、それに隣接する娯楽施設を、イングルウッド地区に建設中です。我々は、MSG社の運営と、我々が建設している新しいアリーナとのギャップを埋めようとしています」 MSG社とイングルウッド市は、ザ・フォーラムの運営を巡って法廷で争っている。バルマー・オーナーは、両者の間に立って事態を解決しようと考えているようだ。MSG社の代表取締役は、ニックスのジェームズ・ドーラン・オーナーだ。 クリッパーズの新アリーナ完成以降も、ザ・フォーラムは存続する見込みだ。 2017年、クリッパーズとイングルウッド市は、NFLのロサンゼルス・ラムズが建設している新スタジアムの南に、新しいアリーナを建設する契約を結んだ。 1999年以降、クリッパーズはロサンゼルス・レイカーズとロサンゼルス・キングス（NHL）と、ステイプルズ・センターを共有してきた。2013年1月にクリッパーズはアリーナのリース契約を10年延長しているため、2024年6月まではステイプルズ・センターでプレイする見込みだ。

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