サンアントニオ・スパーズが、ルディ・デイ、デマーレイ・キャロル、マルコ・ベリネリのベテラン勢を駒にしたトレードで、ドラフト指名権の獲得に動く可能性があると『CNBC』のジャバリ・ヤング記者が報じた。 33歳のキャロルは、シーズン開幕前に3年総額2,000万ドルの契約を結んで加入するも、ここまで15試合で平均2.2得点、2.1リバウンドと期待を裏切っている。ヤング記者は、スパーズが代理人とともに移籍先を探していると伝えている。 シューターのベリネリは43試合出場とローテーション入りこそ果たしているものの、平均5.7得点、得意の3ポイントシュートも成功率35%にとどまっている。ただ、守備に難があるため、獲得に興味を持つチームが現れていない模様だ。 ゲイは45試合に出場し平均10.1得点、5.6リバウンドと、3人の中では最も好記録を残している。ただ、契約は今シーズンを含め残り2年総額2,800万ドルと高額だ。ヤング記者は、「スパーズはもし良い条件があれば、ルディ・ゲイで何らしかの動きを見せるだろう。ただ、彼らが要求している条件が高すぎると思う」という関係者のコメントを紹介している。 ここまでスパーズは22勝26敗と苦戦しており、ラマーカス・オルドリッジ、デマー・デローザンといった中心選手を放出しての抜本的な改革に動くという見方もある。しかし、ヤング記者はチームが23シーズン連続プレイオフ出場のNBA新記録を狙っており、その可能性は低いと考えている。 現在、この記録はスパーズ、シラキュース・ナショナルズ(現フィラデルフィア・76ers)が22年で並び、ポートランド・トレイルブレイザーズが21年で続いている。