ボストン・セルティックスは現地28日、主力3選手を欠くトロント・ラプターズに97-113で大敗した。これを受け、セルティックスのブラッド・スティーブンスHC(ヘッドコーチ)がラインナップの変更を検討していると、『NBC Sports Boston』のシェロッド・ブレイクリー記者が29日に報じている。 トランジションで多くの得点を許してしまったこの試合、ディフェンスがセルティックスの大きな問題となっていたことは歴然としていた。危機感を露わにしたスティーブンスHCは、試合後の記者会見で以下の通りコメントしている。 「シーズン序盤と比べて明らかに悪くなっているディフェンスの改善が最重要課題だ。そのためにも適したラインナップを再検討し、どのミックスが最高のディフェンスとなるかを模索する必要がある。最近のトランジション・ディフェンスは特に悪かったが、それでも勝っていたから大目に見ていた。これからは攻守両面において優れていなければならないというのが結論だ」 セルティックスのディフェンスは、マーカス・スマートが結膜炎で欠場した頃から低下していた。欠場前にはリーグ4位であったセルティックスのディフェンスレーティングは、スマート不在の8試合で10位まで下がっている。しかし、問題となったラプターズ戦には復帰していたことに鑑みると、ディフェンス低下の根本的な原因は他にあるのだろう。