ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチが、現地12月28日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦で“神様”マイケル・ジョーダン超えを果たした。 試合はウォリアーズのディアンジェロ・ラッセルに開始2分で12得点を挙げられてビハインドを背負う展開となったが、第1Q(クォーター)で41-41と同点に追いつくと、司令塔のドンチッチを中心にマーベリックスの攻撃が爆発。3ポイントシュートが面白いように決まり、ティム・ハーダウェイJr.の6本を筆頭にフランチャイズ記録となる24本を成功させ、141-121で逆転勝利を飾った。 ドンチッチは30分間の出場で31得点、15アシスト、12リバウンドをマーク。今季9回目のトリプルダブルで、わずか26試合でジェイソン・キッドの持つシーズン・トリプルダブル(1995-96シーズン)のフランチャイズ記録に並んだ。 さらに『NBA.com/Stats』によれば、ドンチッチは“神様超え”を果たしたという。ドンチッチは11月1日のロサンゼルス・レイカーズ戦でも31得点、13リバウンド、15アシストを記録しており、1試合30得点、15アシスト以上は今季2回目。1984-85シーズンのマイケル・ジョーダン(最初の試合は21歳、2度目は22歳)を抜いて30得点、15アシストをシーズンで複数回達成した最年少選手になった。 『ESPN』によれば、リック・カーライルHC(ヘッドコーチ)は「今夜のドンチッチは凄かった。第3Qで30得点以上でのトリプルダブル達成……実に簡単に見えた。驚異的なパフォーマンスだ」と20歳の絶対的司令塔に脱帽していたという。ニック・フリーデル記者も「ドンチッチがコートにいる時、マーベリックスはどんなことも可能」と称している。 足首の負傷で欠場もあったドンチッチだが、再び勢いに乗り始めている。