FIBAワールドカップ:フランス代表が銅メダルを獲得

9月15日に行われたFIBAワールドカップの3位決定戦で、オーストラリア代表に67-59で勝利したフランス代表が銅メダルを獲得した。フランス代表が銅メダルを獲得するのは2大会連続だ。 終始リードしていたのはオーストラリア代表だったが、メジャーな国際大会でのメダル獲得をまたも逃す結果となった。オリンピックの3位決定戦の戦績が0勝4敗のブーマーズ(オーストラリア代表の愛称)は、ワールドカップでの3位決定戦の戦績が0勝1敗になった。 フランス代表では、ナンド・デ・コロがチームハイの19得点、エバン・フォーニエ(オーランド・マジック)が16得点を記録し、オーストラリア代表ではジョー・イングルズ(ユタ・ジャズ)が17得点、パティ・ミルズ(サンアントニオ・スパーズ)が15得点を記録した。 フランス代表のルディ・ゴベア(ユタ・ジャズ)は、銅メダル獲得について「大きな意味を持っている。我々が望んだメダルでなかったことは明らかだが、5年前の大会に引き続き、再び表彰台に戻ってくることができた。5年前の大会の上位3チームのうち、今大会でも表彰台に登ったのは俺たちだけ。これは、俺たちのハートや決意を物語っている。これから更に成長していくだろう」とコメントしている。 オーストラリア代表の強固なディフェンスと、フランス代表のシュート成功率の悪さとが相まって、前半はオーストラリア代表が30-21とリードして折り返した。インサイドでも多くのシュートを落としたフランス代表は、前半はフィールドゴールを25%しか成功できなかった。 第3Q(クォーター)にオーストラリア代表が40-25とリードを広げたところで、ようやくフランス代表が目を覚まし、デ・コロ、フォーニエらの得点により46-42と一気に点差が縮まった。 第4Q残り9分01秒の場面で遂にフランス代表が47-46と1点リードを奪うと、疲れが顕著にあらわれだしたオーストラリア代表にはもう成す術はなかった。オーストラリア代表は、前日に行われた準決勝でスペイン代表とダブル・オーバータイムの大激戦をしていた。 オーストラリア代表のアンドリュー・ボーガットとマシュー・デラベドーバ(クリーブランド・キャバリアーズ)を抑えたことがフランス代表の勝利につながったが、フランス代表のフォーニエは彼らが疲弊していたことを残念がっていた。 「最後の試合を勝てたのは良かった。俺は、オーストラリア代表のボーガットやデラベドーバのことを良く知っているが、今日の彼らの試合内容は酷かった。それは、俺たちが望んだトーナメントの締めくくり方ではなかった。前回の大会で銅メダルを獲った時は最高の気分だったが、今回は違う。俺たちは、彼らともっと良い試合ができたはずなんだ」

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