クリス・ポールに関して平常心を保ち続けるオクラホマシティー・サンダー

オクラホマシティー・サンダーは、9度のオールスター選出を果たしているクリス・ポールのトレードパートナーを探す一方、ポールのトレード成立を焦っておらず、彼をチームに残す方向であることを他チームに印象付けたいのだと、ESPNのブライアン・ウィンドホースト記者は報じた。 「他チームのフロントは、サンダーがポールのトレードを検討していないという趣旨のメッセージを流すことを予想している。サンダーは、ポールが必要な選手であり、若手の育成のために、チームに残したいと言うだろう。何故なら、サンダーは他チームのフロントに、ポール放出について焦っていると思われたくないからだ。そして、サンダーは、他チームがポールを必要とする時期が来るのをじっと待つだろう」。 ポールは今オフ、ヒューストン・ロケッツからサンダーに放出されている。このトレードで、サンダーはラッセル・ウェストブルックを手放す代わりに、2つのドラフト1巡目指名権をロケッツから獲得したが、同時に全盛期を過ぎた34歳のポールの莫大なサラリーを吸収することとなった。 サンダーは、ウェストブルックやポール・ジョージの放出により、多数のドラフト指名権を獲得していたことから、これら指名権の一部を使用し、ポールをトレードすることが予想されていた。また、サンダーとロケッツのトレードが成立した直後、ウィンドホースト記者は、「ロケッツは早い段階でのポール放出を検討している」と報じていた。 その後、サンダーは、ポールのトレードについてマイアミ・ヒートと交渉していたと報じられたが、トレード成立には至っておらず、ポールはサンダーの一員として新シーズン開幕を迎えることが濃厚となった。 現時点では、ポールの莫大なサラリーを吸収できるチームを探すのは困難となるだろう。ポールのトレードが成立するとすれば、今オフにFA契約を締結した選手のトレードが解禁される、12月15日以降となることが予想される。 サンダーは、他チームに足元を見られないためにも、暫くの間は平常心を保ち続けながら、トレードの時期を見定めることになりそうだ。 スポヲタ:ビタラフ アドル

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