オールスターPGであるケンバ・ウォーカーは、2011年にドラフトされてから8年間在籍したシャーロット・ホーネッツを去り、ボストン・セルティックスと契約した。ウォーカーは、希望していたホーネッツとの再契約に至らなかったことにフラストレーションを感じていたと、「The Athletics」のシャムズ・シャラニア記者に明かした。 「正直に言うと、すごく辛い日々が続いたよ。自分がホーネッツ以外のチームのユニフォームを着ている姿が想像できなかったんだ。俺はホーネッツしか知らなかったから、苦渋の決断だったよ。キャップスペースの理由から、俺が希望するオファーはホーネッツから貰えない気がしていたんだ。」 昨季のオールNBAに選出されたウォーカーは、ホーネッツと最大で5年2億2100万ドル(約233億円)のスーパーマックス契約を結ぶ資格があったが、シャラニア記者によれば、ホーネッツのオファーは、それを遥かに下回る5年1億6000万ドル(約169億円)以下であったという。ホーネッツと契約額で折り合いがつかなかったウォーカーは、セルティックスと4年1億4100万ドル(約149億円)の契約を結んだ。 カイリー・アービング、アル・ホーフォード、テリー・ロジアーが去り、代わりにウォーカーとエネス・カンターを迎え入れたセルティックスは、新たなラインナップで新シーズンに挑むこととなった。セルティックスのフロントは、既存の中核選手であるジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウン、マーカス・スマートらと、新加入のウォーカーやカンターが組み合わさることで、昨季以上の結果を出すことに期待している。 これまで全キャリアを捧げてきたホーネッツを苦渋の決断の末に去ったウォーカーは、新天地でどの様な活躍を見せるのだろうか。ウォーカーは、チームメイトのテイタム、ブラウン、スマートらと共に、FIBAワールドカップのアメリカ代表チームに選出されていることから、ラインナップによっては、一足先に彼らの共演が見られるかも知れない。 スポヲタ:ビタラフ アドル