マイケル・ビーズリーは、現地10日、デトロイト・ピストンズとの1年契約に合意したと「The Athletics」のシャムズ・シャラニア記者が報じた。 30歳のビーズリーは、ロサンゼルス・レイカーズに所属していた昨シーズン、26試合に出場し、平均7得点、2.3リバウンド、1.0アシストを挙げていたが、同シーズンのトレードデッドラインを前に、ロサンゼルス・クリッパーズにトレードされ、その後わずか2日後に解雇されている。 無所属となっていたビーズリーは、中国リーグのチームから1年500万ドル(約5億円)のオファーを受けていたと、「Stadium」のジェフ・グッドマン記者が報じたことから、再び中国リーグでプレイすることが有力視されていた。しかし、ピストンズとの契約合意に至ったビーズリーは、新シーズンからNBA復帰を果たし、米国に残ることとなった。 ピストンズに加入したビーズリーは、PFポジションにおけるブレイク・グリフィンのバックアップとして起用されることが予想される。また、SFのポジションもプレイできるグリフィンは、ピストンズの先発SFとなることが予想されるトニー・スネルのバックアップとしても起用されるだろう。 また、ピストンズは今オフ、大型選手との契約には至っていないものの、マーキーフ・モリスの獲得でフロントコートの補強を図ったようだ。29歳のPFであるモリスは、ワシントン・ウィザーズとオクラホマシティー・サンダーでプレイした昨シーズン、平均9.4得点、4.6リバウンド、1.4アシストを記録している。 さらに、ピストンズは、2011年のMVP受賞者であるPGのデリック・ローズと2年契約を結んだ。数多くの怪我に悩まされたローズは昨シーズン、在籍していたミネソタ・ティンバーウルブズで平均18得点、2.7リバウンド、4.3アシストを挙げ、復活を遂げている。 今オフ、ビーズリーとローズの加入により、ピストンズのロスター上に2008年のドラフト上位2人が名を連ねることとなった。キャリア12年目のベテラン2人のピストンズでのラインナップに注目だ。 スポヲタ:ビタラフ アドル