クリス・ポールはサンダーの一員として開幕を迎えるのか?!

ESPNのエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によると、先日のトレードでヒューストン・ロケッツからオクラホマシティ・サンダーに移籍したクリス・ポールは、このままサンダーの一員として来シーズンの開幕を迎えるようだ。 サンダーは、長年チームのエースを務めたラッセル・ウェストブルックと、2つのドラフト1巡目指名権と、2つのドラフト指名権の交換権を放出し、その見返りとしてポールを獲得した。その後、サンダーはポールをさらにトレードすることを画策したが、サンダーとポールの両方が納得できるだけの好条件を引き出せなかったようだ。彼らは、今オフにトレードされた選手の再トレードに関する制限が解放される現地12月15日以降に再び移籍先を模索すると見られている。 一時、ポールはマイアミ・ヒートに再トレードされるという噂もあった。今オフにサイン&トレードでジミー・バトラーを獲得したヒートは、再び優勝候補に名乗りを上げる準備ができていたからだ。 しかし、そこで大きな問題となったのが、ポールの34歳という年齢と、3年1億2500万ドル(約138億円)という残り契約の重さだ。今オフにポール・ジョージも放出して大量の1巡目指名権を手に入れていたサンダーがチームの若返りを図っていることは明らかであり、そのためには、彼らは何とかしてポールを放出しなければならない。そこで、ヒートはポールの巨額契約を引き受ける条件として、もともとヒートが持っていた2021年のドラフト1巡目指名権(プロテクト無し)と、2023年のドラフト1巡目指名権(ロッタリー・プロテクト有り)も渡すようにサンダー側に要求した。その結果、彼らの交渉は破談に終わったそうだ。 ESPNのフロント・オフィス・インサイダーを務めるボビー・マークス記者によると、ポールのトレードを難しくしている条件は以下の通りだ。 ・現在、NBAチームの契約下にある選手のうち40%の選手がトレード不可となっている。 ・ポールの巨額契約を受け入れられるだけのサラリー・キャップの空きを持っているチームが無い。  (最も空きがあるアトランター・ホークスでも700万ドル(約7億7000万円)の空きしかない) ・最も高額なトレード・エクセプションはゴールデンステイト・ウォリアーズの1720万ドル(約19億円)だが、彼らはハード・キャップ(絶対にサラリー・キャップを超えてはいけない状態)になっているので、これ以上の金額を捻出することは難しい。ウォリアーズの次に高額なトレード・エクセプションを持っているのは、ダラス・マーベリックスの1180万ドル(約13億円)だ。

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