ミルウォーキー・バックスは、日本時間5月3日(現地2日)に敵地ゲインブリッジ・フィールドハウスで行われたインディアナ・ペイサーズとのプレイオフ1回戦第6戦で98-120と屈し、シリーズ2勝4敗で敗退となった。大黒柱のヤニス・アデトクンボを欠き、今季加入したデイミアン・リラードも無念さを滲ませた。『ESPN』のジャマール・コリアー記者が伝えている。 バックスはアデトクンボが左ふくらはぎの負傷で4月9日以降欠場。リラードも右足アキレス腱の怪我でプレイオフ1回戦第4戦、第5戦を欠場し、シリーズ2勝3敗で第6戦を迎えた。 復帰したリラードがチームトップの28得点(フィールドゴール7/16、3ポイント4/12、フリースロー10/10)を挙げたが、最大24点差をつけられて98-120で敗戦。シリーズ2勝4敗でプレイオフ1回戦敗退が決まった。 アデトクンボは「30~40%の状態」でしか走れず、復帰には「近づいていない」という。結局、プレイオフ1回戦には1試合も出場できず、「(復帰に向けて)全力を尽くしたけど、仲間を助けることができないのはつらかった」と悔しさを滲ませた。 今季バックスに加入したマリーク・ビーズリーは、「最悪だ。1回戦で負けてしまったのが残念だ。優勝するためにここに来たからね」と胸中を吐露。リラードも「彼がフロアにいるとどれだけいいチームになるか、変化が分かるだけにすごく残念だ。レギュラーシーズンで82試合プレイする。トレーニングキャンプを経て、レギュラーシーズンでは浮き沈みを経験する。完全ではない。自分たちが望むところに到達するための最高の機会がない。すごくフラストレーションが溜まるし、失望するけど、それもゲームの一部なんだ」と語った。 「ローラーコースターのような1年だったけど、個人的には成長できたと思う。苦しい時期もあった。バスケットボールでも、個人的にもハードな時はあったけど、ミルウォーキーで問題はなかった」 リラードは最低でも2025-26シーズンまでバックスとの契約が残っており、今後のチーム作りにも注目が集まる。