レイカーズがダービン・ハムHCの解任を発表「難しい決断だったが、今季を踏まえてベストの策」

ロサンゼルス・レイカーズは日本時間5月4日（現地3日）、ダービン・ハムHC（ヘッドコーチ）の解任を発表した。それに伴い、フィル・ハンディらアシスタントコーチも全員解雇になるという。『ESPN』のデイブ・マクマナマン記者が伝えた。 ハムHCは2022年夏、レイカーズと年俸500万ドル（約7億7000万円）の4年契約を締結。昨季は43勝39敗でプレイイン・トーナメント経由で第7シードを獲得すると、プレイオフ1回戦でメンフィス・グリズリーズ、カンファレンス準決勝でゴールデンステイト・ウォリアーズを破ったが、カンファレンス決勝でデンバー・ナゲッツにスウィープ負け（4連敗）を喫して就任初年度を終えた。 指揮2年目の今季は、レブロン・ジェームズが71試合、アンソニー・デイビスが76試合と2018年のコンビ結成以降、最多出場を果たしたものの47勝35敗でプレイイン・トーナメントに回り、第7シードでプレイオフ1回戦へ。第2シードのナゲッツ相手に3連敗を喫すると、第4戦こそジェームズが30得点、デイビスが25得点、23リバウンドを挙げて119-108でスウィープ負け（4連敗）を回避したが、続く第5戦で106-108と接戦を落とし、シリーズ1勝4敗で敗退となった。 ハムHCは在任2年間でレギュラーシーズン90勝74敗（勝率54.9％）、ポストシーズン9勝12敗（勝率42.9％）。今季から導入されたインシーズン・トーナメント初代王者に導いたが、契約が2年残っていたなかで5月4日に解任が発表された。 レイカーズのロブ・ペリンカGM（ゼネラルマネージャー）は声明で、「ダービン・ハムが尽力してくれたことに感謝するとともに、昨シーズンのカンファレンス決勝進出を含めて過去2シーズンの戦績を認めている。彼の献身性と積極性に感謝したい。この（解任という）決断は難しいものだったが、今シーズンを踏まえた結果、ベストの策だと思う。世界中のレイカーズファンにチャンピオンシップ級のバスケットボールを届けるというミッションを揺るぎないものにしていく」と、今回の一件を説明している。 今オフにプレイヤーオプションとなるジェームズの去就とともに、レイカーズのHC人事にも注目が集まる。

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