「どれだけ特別な場所なのか理解できていなかった」 セルティックスのジェイソン・テイタムがボストンの街について語る

ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムが、元NBA選手のエバン・ターナーとアンドレ・イグダーラのポッドキャスト番組『Point Forward with Andre Iguodala and Evan Turner』に出演した。 テイタムは2017年、19歳でセルティックスからドラフト全体3位で指名された。当時セルティックスは1位指名権を持っていたものの、フィラデルフィア・76ersにトレードして3位指名権と将来の1位指名権を獲得。この時1位指名を受けたマーケル・フルツ(現オーランド・マジック)をパスしたこの決断は、テイタムへのプレッシャーをさらに大きくした。 それから数年が経ち、25歳となったテイタムは名実ともにセルティックスの大黒柱となったが、ポッドキャスト番組ではボストンのファンの期待に応えることの難しさについて語っている。 「精神的には大変なことだ。毎晩スーパーマンであるべき自分を見に2万人の観客が来るんだ。彼らは、自分が家庭でどんな問題を抱えているのか、家族の問題、例えばセントルイスで誰かと口論したとか、(息子の)デュースに何かあったとか、そんなことは知らない。『君がこうプレイするのを見たことがある。他のことはどうだっていい。我々が見たいと思うような選手になるんだ』ってね。そうした期待をうまく操ることを学ばなければならないんだ」 元々はコービー・ブライアントとロサンゼルス・レイカーズの大ファンだったテイタムだが、ボストンに来て以降、チームやアスリートに対する独特の情熱を気に入っているという。 「正直、ここに来るまでボストンがどれだけ特別な場所なのか理解できていなかった。ボストンは好きじゃなかった。2008年にコービーを倒した時にはうんざりしていたよ。でも、ボストンは特別な場所。彼らはスポーツチームを愛し、仲間を愛している」 今ではセルティックスの一員として、アリーナに18枚目の優勝バナーを掲げたいと考えているという。「どんな歓迎を受けるか想像できる」とボストンファンの反応を楽しみにするテイタムは、セルティックスの一員であることを誰よりも誇りに思っているようだ。

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