日本時間12月6日(現地5日)に行なわれたインシーズン・トーナメント準々決勝、ロサンゼルス・レイカーズ対フェニックス・サンズ戦で、レイカーズのレブロン・ジェームズが試合最終盤に要求したタイムアウトが正しかったとオフィシャルが認めた。 試合残り10秒を切ってレイカーズが2点リードしていた場面、パスを受けたオースティン・リーブスがサンズのデビン・ブッカーとケビン・デュラントに囲まれた直後に、ジェームズがタイムアウトを要求していた。その直前でボールはリーブスの手元を離れているようにも見えたが、タイムアウトは認められている。 試合後、クルーチーフは「レブロン・ジェームズがタイムアウトを要求した時、オフィシャルはロサンゼルスにまだポゼッションがあると感じた。試合後のスローモーション再生によるビデオレビューでは、オースティン・リーブスが左足でボールを挟んだまま、左手をボールに置いていたのを確認している」と、タイムアウトの正当性を明かしている。 試合終了後、オフィシャルに向かったブッカーは、サンズがスティールしたと思われる場所を何度も指差しながら、このコールに不満を述べた。試合後の会見では、「世界中が見た。これが現実だ。レフェリーもコールを見逃すことはある。でも、あれだけ明らかだと厳しいね」とコメントしている。 一方ジェームズは、「ブックが彼(リーブス)を少し押して、ARをつまずかせたように感じた。ARが少しつまずき始めたのを見てすぐに、一番近くにいたレフェリーにタイムアウトを要求するモーションと声をかけ始めた。その後に騒ぎが聞こえた。ボールが転がっていたんだ。でも自分はタイムアウトを取るために、レフェリーに向かって声をかけていたんだ」と、早い段階でタイムアウトを要求していたことを明かしている。またリーブスも、「ブロンがこれまで何百回もキャリアでやってきたようなIQの高いプレイをした」と、ジェームズの判断を称賛している。