最長で2025-26シーズンまで契約が残るミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボだが、9月後半に最大で3年1憶7300万ドルの延長契約を結ぶ権利が得られる。フランチャイズプレイヤーに相応しい大型契約だが、アデトクンボは無条件にサインすることはない意志を明かした。 『New York Times』のインタビューでアデトクンボは、「全員が同じ考えをもって、全員がチャンピオンシップを目指していて、自分と同じように全員が家族との時間を犠牲にしていることを知らないと、僕は最高の自分になれないだろう。そして、もしチームがそうだと感じられなければ、(延長契約に)サインしない」とコメントしている。 2021年にチームに50年ぶりとなる優勝をもたらして以降、バックスはNBAファイナルの舞台から遠ざかっている。昨季は第8シードのマイアミ・ヒートに1回戦で敗れてしまった。アデトクンボは自分と同じように再び頂点を狙いたいと思っているか否か、チームの本気度を確かめようとしているのだ。 バックスはヒートに敗退後、エイドリアン・グリフィン新HC(ヘッドコーチ)を招聘し、クリス・ミドルトン、ブルック・ロペスというコアの引き留めにも成功している。もちろんアデトクンボ自身も、3年ぶりの優勝に燃えているはず。新シーズンでチームとして結果を残し、来夏に気持ちよく延長契約を結ぶことができるか。