先のNBAドラフト2023でサンアントニオ・スパーズから全体1位指名を受けたビクター・ウェンバンヤマは、今夏日本、フィリピン、インドネシアで行なわれるFIBAワールドカップを欠場するようだ。『ESPN』のブライアン・ウィンドホースト記者は、スパーズでの1年目と来年に母国フランスで開催されるパリオリンピックに集中するためだという。 フランスの『レキップ』紙の取材に答えたウェンバンヤマは、「理解してくれたら嬉しい。自分も悔しいんだ。フランス代表チームは今でも自分にとって中心的な存在。代表チームで1つでも多くのタイトルを取りたい。しかし、(今回の欠場は)必要な犠牲だと思う」とコメントしている。 ウェンバンヤマは医療スタッフと相談した上でワールドカップ欠場を自ら決断したと明かした。また、スパーズは自分がどのような判断をしたとしても支持してくれただろうと述べている。 今季ウェンバンヤマは母国のチームで62試合に出場。そしてNBAでの1シーズン目とオリンピックを含めると、2年間で約170試合に出場することになる。ワールドカップまで出場するのは負荷が大きいと判断したようだ。 なお、ウェンバンヤマは7月に行なわれるサマーリーグについて、一部の試合でプレイすると見られている。