2022-23シーズンのNBAファイナルは、デンバー・ナゲッツがマイアミ・ヒート相手に先勝して幕を開けた。ナゲッツの大黒柱であるニコラ・ヨキッチに関して、ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンが同僚のステフィン・カリーを引き合いに出して、守るのが難しい選手だと語っている。 日本時間6月2日(現地1日)に行われたNBAファイナル第1戦はナゲッツが104-93で先勝。ヨキッチは27得点、10リバウンド、14アシストを挙げ、史上2人目となるファイナルデビュー戦でトリプルダブルを達成した。 ヨキッチは昨季まで2年連続シーズンMVPに輝いた実力者で、身長211cmを誇るセンターにしてポイントガードのパスセンスを備える。ヨキッチと何度も対戦してきたグリーンは自身のポッドキャスト『The Draymond Green Show』で、「ステフ(カリー)とヨキッチは、ゾーン(ディフェンス)でガードするのが最も困難な選手だ」と言及した。 「ステフ(カリー)を除けば、NBAでディフェンスするのがヨキッチほど難しい選手はいない。ステフはコートのあらゆるエリアからシュートを放つ。そのシュートレンジは驚異的だ。そして、ヨキッチのシュートタッチも並外れている」 カリーはどこからでもゴールを射抜けるシュートレンジと精度、ヨキッチはプレイメイキング力とフロア全体を俯瞰してチームメイトのためにプレイできる献身性で、ゾーンディフェンスに対抗する力を持っていると、グリーンは説く。 6月5日(同4日)に行われる第2戦以降、ヨキッチがヒートの守備をいかに打ち破るかも見どころとなるだろう。