ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズはプレイオフのカンファレンス決勝でデンバー・ナゲッツに敗れ、2022-23シーズンが終了した後、「考えることがたくさんある」と引退の可能性を示唆したことが話題を呼んだ。長年ジェームズの代理人を務めるリッチ・ポールも現役続行の明言は避けたという。『cleveland.com』のクリス・フェドアー記者が伝えた。 2003年のドラフト全体1位指名でNBA入りしたジェームズもプロ歴は20年を数え、38歳となった。通算3万8652得点と英雄カリーム・アブドゥル・ジャバーを抜いてNBA記録を塗り替え、今季も怪我がありながら55試合に出場して平均28.9得点、8.3リバウンド、6.8アシストという成績を残した。 まだレイカーズとの契約を2年(2024-25シーズンはプレイヤーオプション)残すジェームズだが、プレイオフのカンファレンス決勝でナゲッツに4連敗を喫してシーズン終了が決まった後の会見で「考えることがたくさんある」と意味深なコメントを発した。さらに、『ESPN』のデイブ・マクメナミン記者が会見後に行ったインタビューで「考えることとは何か?」と尋ねたのに対して、「今後もプレイしたいかどうかだ」と21年目のシーズンに臨むことを明言はしなかった。 レイカーズのロブ・ペリンカGM(ゼネラルマネージャー)は、「レブロンはこれまでプレイした誰よりもバスケットボールに貢献してきたんだ。今後どうするか決定するため十分な時間を与えられるのは当然だ。もちろん、我々の希望は彼のキャリアが続くことではある」と述べていた。 そのなかで、ジェームズの代理人を長年務めるリッチ・ポールは、新しいスポーツブランド『Klutch Athletics』のローンチでクリーブランド地区を訪れた際、「私もみんなと同じように期待している。様子を見てみよう」と語ったという。 ジェームズは息子ブロニー・ジェームズと一緒にプレイしたい夢を公言し、それが実現するのは早くて2024-25シーズン。果たして、契約の残る2年間をどのように過ごすのだろうか。